① はじめに:神奈川在住者の悩みどころ
神奈川県に住んでいると、海外旅行でまず悩むのが「羽田」か「成田」かという出発空港の選択です。
今回の目的地はベトナムの中部都市・ダナン。成田からは直行便がありますが、羽田からは乗継が必要。
料金、移動時間、乗継のしやすさなどを天秤にかけながら、今回は“自分にとって最適なルート”をじっくり考えてみました。
② 羽田発と成田発、ルートの違いをざっくり比較
出発空港 | 代表的なルート | 所要時間 | 往復料金目安 | 備考 |
---|---|---|---|---|
羽田空港 | キャセイ(香港経由)+香港エクスプレス航空、JAL∔ベトジェット、ANA+ベトナム航空など | 約8〜12時間 | 33,000円〜200,000円 | アクセス良好。快適性高めだが、成田より高い傾向で便数や選択肢もやや限られる。 |
成田空港 | ベトナム航空直行便、ベトジェット、キャセイ(香港経由)+香港エクスプレス航空、LCC経由便多数 | 約5時間40分〜10時間 | 28,000円〜80,000円 | LCCや経由便が豊富で、羽田より全体的に安い傾向。選択肢の幅が広い。 |
③ 航空会社・路線ごとの特徴と注意点
羽田発のルート
羽田空港からはダナンへの直行便がないため、基本的にどの航空会社も乗継が必要です。
今回利用するキャセイパシフィック航空を利用すれば香港経由で行けますし、ANAやベトナム航空(すごく高い!)の組み合わせや、JALとベトジェットの組み合わせで、ホーチミンやハノイを経由するルートもあります。
羽田発便の特徴としては、早朝や午前に出発してその日の内に到着する便が多いです。
キャセイパシフィック航空を例にすると、フライトスケジュールは次の3パターンが一般的です。
①午前発で午後着 106,000円(9時間半)
②午前発で夜着 96,000円(13時間半)
③夕方発で翌日朝着 180,000円(19時間)
私は、今回②の夜着にしました。急いで行く必要もないので丁度良いと思います。
JAL+ベトジェットのフライトでは、次のパターンが多いです。
人気の夜発ですがトランジットで起きるのがネックです
①1:50発11:50着
②1:50発13:50着
後で書いてますが、このルートは1回経験するとめんどくさくて2度は嫌かな~って感じですね。
人気のLCC(例:Vietjet Air)は片道3万円台からと非常に安く、一見すると魅力的ですが、機内の狭さやサービス面、補償などを考慮すると、快適さを求める方にはやや不向きかもしれません。
成田発のルート
ベトナム航空による成田〜ダナンの直行便は乗継不要で非常に快適です。
飛行時間は約5時間40分。現地到着後も余裕をもって行動できます。
加えて、成田にはLCCやトランジット便も豊富に就航しており、コスト重視であれば羽田より1.5万円以上安く済むことも多々あります。
選択肢の幅が広いため、価格重視派にも対応しやすい空港といえます。
④ 前回の体験:ホーチミン経由の乗継は思った以上に手間だった
前回ダナンを訪れた際は、ホーチミン経由のルートを利用しました(そのときの記事はこちら)。
国際線で入国し、国内線ターミナルへ移動して再び出発手続きを行うという流れは、時間的にも体力的にもなかなかの負担です。
距離自体は短くても、イミグレーションと再チェックインの2段階をこなすのは、旅慣れた人でも面倒に感じるかもしれません。
⑤ 今回選んだのはキャセイパシフィック。その理由は…
今回いろいろ調べていく中で、「ダナンに行くには香港経由が快適」という情報に出会いました。
実際に調べてみると、香港経由でダナンに行けるのはキャセイパシフィック航空のみ。
しかもキャセイはJALと同等かそれ以上に快適なサービスと機材を提供しており、乗継の不安を感じさせません。
個人的に香港は何十回も訪れていて、空港も勝手知ったる場所。
何よりも、入国手続きがダナンで1回だけというのがものすごく気楽で、これだ!とすぐに感じました。
さらに、私はJALのJGC会員のため、ワンワールド加盟のキャセイなら、羽田と、香港空港ラウンジが利用できるのも大きな魅力でした。
ベトジェットの格安運賃(往復3万円台)にも惹かれましたが、補償や快適性、ラウンジ利用などをトータルで考えると、往復10万円でキャセイを選ぶ価値は十分にあると判断しました。
⑥ まとめ:神奈川在住者にとっての最適解とは?
重視すること | おすすめのルート |
---|---|
安さ重視 | 成田発LCC(Vietjetなど)または羽田発LCC(ただし便数少なめ) |
時間とシンプルさ重視 | 成田発ベトナム航空の直行便 |
快適さ・安定性・乗継のしやすさ重視 | 羽田発キャセイ(香港経由) |
旅行スタイルや優先順位は人それぞれですが、「どこに自分の軸を置くか」をはっきりさせれば、自ずとルートは絞れてきます。
今回私が選んだキャセイパシフィックも、あくまで「自分にとって最適」だったというだけで、皆さんにとっての正解はまた別のところにあるかもしれません。
同じように迷っている方の参考になれば幸いです。